今年のテーマ
2005/1/5
昨年中はお世話になりました。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
昨年は新たな展開をすべくいろいろと努力しましたが、少しずつその芽が出てきているようです。今年のキーワードは、
- やりとり、
- 行為、
- 潜在
- 冗長性、そして
- ・生成と変化
です。今年から数年かけて、これらを大事に育てていきたいと考えています。
長年Tパズルを用いた洞察研究を開さん(東大)、ゼミ生たちと進めてきたわけですが、ここから得られた知見があります。
・変化が生じること、
・変化が生じる前の先取り的な変化(およびその萌芽)が観察されること、
・複数の認知モードが並列に走っていること、
・意識化できない情報が環境、身体のレベルで生み出されていること、
・その情報は意識化できないが、dominantな認知モードに影響を与えていること、
などです。
こうした特徴は、昨年から始めた、ジェスチャーによる問題解決(高津さん)、単純なスキルの学習過程(竹葉さん)などのさまざまな分野の認知活動にも見られることが分かってきました。また、こうしたアプローチが他の新しいpromisingな研究
・Goldin-Meadowのgesture-speech mismatch,
・Sieglerのoverlapping waves theory,
・やや古いけどThelenのDSA、
・谷さんのカオスモデル
と一致していることもわかり、俄然ファイトがわいている状態です(こうやって自分を盛り上げる)。
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