刑法総論

2005/1/31

昔、宮沢昭夫が朝日に連載していた「青空の方法」というのを好んで読んでいた。文庫になっているのを見つけたので買って読み、めちゃくちゃに笑った記事を思い出した。
それは斉藤信治さん(中央大学法学部教授)の「刑法総論」というまじめな教科書の例文である。


原本からではなく、宮沢の文庫からの抜粋だが、「行為の着手」という概念があるそうだ。どの時点で犯罪行為を始めたかと言うことに関わるものなんだと思う。これはどの時点で逮捕できるかを決めることになるわけだから、非常に大事だよね。でも難しいよね実際に決めるのは。で、斉藤先生の例文がすごい。
「甲は、今後一流の泥棒になって立派な生活をしたいと思い、まず多くの種類の合い鍵を収集した」
このイタリックの部分がすごいよね、どうしてこのようなことを考えつくのだろうか。

さらにすごいのは(実行の着手ではないけど)、
「甲は、山奥で真っ赤な顔をし、毛むくじゃらで、わけの分からない声を出している西洋人を、人かと思われる形状のものとは認識しつつ、人ではなく、ヒヒか何かと考えて、殺してしまった」
これはもう・・・・、言葉ありません・・・・・


戯れ言 ]

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