シュリンク「朗読者」を読んでみる

2005/8/10

久しぶりに小説を読んだ。決定と運命の問題、歴史と個人の問題などいろいろと考えさせられる。私的-公的、逃走-拘束、人生-歴史、声-文字、生殖-死、若さ-老い、などさまざまな対比と循環の中で語られるのは、歴史的に見ればあまりにも些細な、しかし当の本人にとっては重大な事柄が、多重の極性を持つ世界の中のある状況と絡み合うことにより、複雑に変化し、歴史の重大な側面を形成するとともに、本人そしてまわりをある運命に導くということだ。


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