認知科学会22回大会に参加

2005/8/12

今回は、京都大学に出来た100周年記念会館(?)というところで行われました。前日から京都に入り、便利なところに宿を取って楽しんできました。私は大西さん、竹葉さんと一緒に行っているブロック作りの熟達過程についてのポスター発表をやってきました。この研究も一度Blogに書いておきたいのだが、また別の機会に。気づいたことを列挙。


・長井さん(通総研)のロボットによる協同注視の研究。まず最初は頭の動きなどのオプチカルフローに基づく学習をさせ、次にエッジの検出によりさらにチューニングするとうまくいくという話。これは彼女の以前の研究と同じライン、またElmanのstarting smallとも関係する話で、発達にとって重要な知見を提供している。ちなみに彼女はもと青学の富山先生の研究室にいて、私が特別講師で理工学部に教えに行ったときに認知はおもしろいと思ってくれたとか。うれしい話です。

・私の類推の話とめちゃくちゃに似ている話を見つけて驚き。ただ私の論文は文献には載っていたけど、余りよく理解していないようだった。

・Naderの恐怖条件付けを用いた記憶痕跡のconsolidationに関連するポスターがあった。これはとてもおもしろそうだったのだが、いつも忙しそうで、きちんと話を聞けなかった。

・柴田さんのアフォーダンス的インタフェース論は、今回聞いた中でもっともおもしろいものの1つだった。佐伯さんのドーナッツ理論(第一接面、第二接面)とアフォーダンス、生態心理学の視点を融合させた話で、インタフェース、道具の起源論にまでさかのぼれる可能性を秘めている。

・服部さん(立命)の因果推論の発表、これはちょっと難しいけど、ある意味非常に単純な仮定の下で(希少性、双条件性)、人間の因果推論データをとてもきれいに表現できる数理モデル。完全にインターナショナルレベルだね。

・福島君(開研)の偽りを含むギャンブルにおける男女の脳の活性の違い、こいつもおもしろかった。バロンーコーエンもあながち嘘とは言えない結果だ。偽りといえば、伝さん(千葉大)の発表もおもしろかった。

・大森さん(北大)の発表の中にはグッとくる言葉があった.(正確ではないが)「処理機構の特質が今ある文法を生み出した」というもの。進化的に見ればこれはある意味当然だけど、今までの研究はそうした視点は少ない.

・あと我らの発表を諏訪さん(中京)、宮本さん(ATR)に個人的に聞いてもらった。おもしろいコメントがいただけた。

・聞かなかったけど、一緒に飲んだ小野さんたちの「恋する瞬間」これはおもしろかったなぁ。性格テストなどで自分の評価が貶められると、恋愛をしやすくなるというもの。これをネットワークを用いた診断テストにするともっと露骨に出るという。

飲んだと言えば、初日は大西くん、SVくんと鱧などを食べ満足、二日目は懇親会の後(これは意外に人が少なかった)いつもの植田さんに加えて、アブなめ系オヤジ8人で祇園あたり2軒ほど(2軒目はほどほどよかった)、さらに一軒行ったが途中で数人が逃亡。二日酔いもなく、皆勤ですね。


コメントをどうぞ