うるかす

2005/9/24

長嶋有「猛スピードで母は」を読んでいたら、「うるかす」という単語が出てきた。非常に懐かしい。この意味分かります?


お湯あるいは水につけておいて、なんというか柔らかくするみたいな意味です。私がよく聞いたのでは、ご飯茶碗などを洗うときに、こびりついた米(あるいはその後)は簡単にとれないので、お湯につけておくみたいな感じですね。「これとれないよー」、「うるかしておきな」みたいな感じですね。たぶん小豆なんかを煮るときの前処理にも使ったような気がする。ちなみにこれは東北、仙台ではよく使う表現です。便利だよね。

東京で生まれ育った妻に聞いたところ、これは東京では用いない言葉とのこと(何となく意味は分かるらしい)。こういうときには他の地方ではなんて表現するのだろうか。


戯れ言 ]

5 件のコメント

  1. osada より:

    「ふやかす」だと思います。「・・かす」というかたちが似ているところが不思議です。

  2. やまぎし より:

    「ふやかす」は、自動詞「ふやける」を他動詞化する用法ですよね。「赤ん坊が食べる」->「赤ん坊に食べさす」みたいに。
    してみると、モノが勝手に「うるかしておいた」状態になることは「うるける」と呼ぶのでしょうか?

  3. HS より:

    ふやかす、なるほど。それだね。気づかなかった.>長田さん、

    今度両親に聞いてみます.>山岸さん

    よく考えてみると、うるかすの「うる」は「うるうる」とかそういう状態のことを指し、その状態にさせるということで、「うるかす」ということになったのではないだろうか。

  4. やまぎし より:

    「うるうる」関連語ですか。
    してみると、経済が活発になる帰結の比喩として、「経済が潤う」とか、渇きを癒す時に「喉を潤す」とか言う、「潤す」と同じ表現でしょうか。(でも「潤す」には柔らかくさせるという含みは弱いなぁ)
    という思いつきは、言語的感覚の鋭い人々には自明だったりして。「うるかす?そんなの “潤す” に決まってんじゃん。」

  5. たまき より:

    「うるかす」は米を研いだ後でしばらく水につけたままおいておくことにも使いますから, 単純に「ふやかす」という意味と同意にはならない気もしますね.

    実際のところネイティブとしては「うるかす」に対応する共通語というのをいまいちはっきりと定義できないでいます. こういうのって難しいなあ.

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