ファッションと動き

2006/3/23

ジュンコ・コシノのAsia Exoticism and Lapincoutureというタイトルのファッションショウに行ってきた。これはそもそも北京で行われたものらしいのだが、今回は小学生から高校生までの子どもを無料で招待し、ファッションの先端に触れてもらうという趣旨で神宮外苑の特設テントで行われた。

何でそう言うものに行けたかというと、卒業生にコシノ・ジュンコに勤めている人がいるおかげです。彼女が「娘さんと一緒にどうぞ」ということで、招待券を送ってくれて、というわけです。

こういうのはもちろんはじめてなので、いろいろとびっくりすることがあった。詳しい人たちから見れば当たり前のことなのだろうが、いちおう書いておく。


私たちのような人間にとっては、ショーのモデルさんたちが着るような服は基本的につるしてあるのを見るとか、写真を見るなどがほとんどなわけですね。ちなみに本当のファッションショーというのは、基本的に招待だそうで、普通の人間は行けないそうです。どこかでファッションショーのチケットを売っているのを見たことがあるけど、数万円はしたような記憶がある。で、話を元に戻すと、そう言う写真とか、吊しとか、それで形がきれいとか、色が美しいとか、斬新とかそう言う感想を持つわけです。

しかし今回は目の前で服が動くのを見ることが出来た。するとこの動きというものによって、写真などでは絶対に分からない動きの中のファッションを見ることが出来たわけです。女性ファッションは知らないでのなんと言ったらいいのか分からないのだが、独特の素材のケープ(?)をまとったモデルさんたちが、例の独特の歩き方でステージを歩くと、照明のかげんで、このケープの作るドレープがいろいろに、とても複雑に色を変えるのですね。またなんというか、蛇腹みたいな感じのつくりになっていて、これもゆらゆらとなんても不思議な形に波打つんですね。これは本当にすてきでしたよ。ここにいくつか写真が載っているけど、やはりこれではわからない。

こういう動きというのも計算に入れてデザインをするのだろうけど、なかなかすごいよね。生地自体は動かないわけだから、動きにおける複雑な変化と、形と、色などを同時に制約として働かせて、すごいものを創発するわけだ。

コシノさんは「ファッションによる少子化時代の情緒感性課外授業」ということを実践されてきている。そうしたこともあって、このショーの前半部分では、コシノさんがNHKでやっている「ようこそ先輩」という番組に出演したときのビデオが流された。そこで母校の(はるか)後輩たちにファッションというか、創作というか、そういうものを教え、考えさせていた。また、これを事業の1つの柱とするNPO法人「間」も作っている。こういうのは、大事なことだと思うなぁ。

何で大事か、これは長くなるのでまた別のエントリーと言うことで。


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