不思議な知覚的体験

2006/9/6

この後に書く予定のスキルサイエンス研究会で、研究会とは全く別の場面で不思議な体験をした.場所は大丸の屋上です。部屋の中は禁煙なので、一服ということで屋上にでた。外を見るとちょうど眼下に東京駅,遠くには皇居が見える。ということで、金網のフェンスの前で、遠くを見ていた。すると、皇居から巨大なUFOが、


というのは冗談で,金網がなぜか遠くに見え始めた.実際には10cmくらいのところに金網があるのだが,これが1mくらい先に見えてきた.さらに不思議なのは、そこで首を振ると、金網がその方向に揺れるのである.ちなみに皇居は揺れない(と思う).あんまりやっていると,目が回り,気持ちが悪くなってくる.なんですかこれは?まさか陛下のお住まいを上から見下ろすという不敬をはたらいたためというわけではあるまい.

金網が遠ざかるというのも確かにナゾだ。しかし、首を振ると周りのもの(金網)が動いたかのように知覚されるというのは、まずいんじゃないのか、というかすごいんじゃないのかな?ふつうは当然動いていうるのは首であり,外界は動かないという形で首の運動を補正した知覚像が得られるはずだが、この場合はそうならない.

ということはどういうことかというと,焦点の合っているものについての補正は行われるが,焦点の合っていないものについてはこうした補正が効かないということなのだろうか.そんなことはないだろうね,焦点が合っていないだけでなく,何か特殊な条件が加わるとそうした知覚がえられるということだろうか.

どなたかこういう錯視を知っていますか?


3 件のコメント

  1. 阿部慶賀 より:

    格子状の規則的パターンを見ると、
    ステレオグラム(同じような写真が二枚横並びになるタイプ)と同じ要領で、
    そのパターンの距離感がおかしく見えることがあります。
    金網も格子のパターンで同じことが起きたんじゃないでしょうか?

    私も金網や風呂場のタイルで同じ感覚を受けた経験があります。

  2. HS より:

    ああ、やっぱりそうなんだ。ちょっと安心。というか、このエントリーを書いたあとに、要するにオレの目が老けてきて、遠近調節がうまくいかなくなっただけなのではないかという気もしていたので。ところで、そのとき揺れた?

  3. 阿部慶賀 より:

    wikipedia内「ステレオグラム」の項にある画像で「揺れ」を試してみましたが、
    首を振ると浮き出た図形の方が大きく揺れ、背景等はそれに比べて揺れが小さいという気がします
    (ただ、背景に注意を向けると浮き出た像が崩れるのでかなり集中力が要りますね)。

    目が老けた、とまではいかないまでも、一時的な目の疲れが関与しているのではないかと思います。
    あまり追体験しないほうがいいかもしれません。