コンセンサスという雑誌

2008/3/5

NECの広報誌の「コンセンサス」という冊子に短いエッセー「認知科学者の視点」を書いていた.1000字程度という今までに書いたことのない種類,分量での原稿だったので,いろいろと考えるところがあった.読者が息抜きに読むものなので,

  • あまり堅くなく,
  • とにかくコンパクトに,
  • わかりやすく,
  • 何となく得したという気分にさせる,

ということが至上命題だ.はじめの頃は分量の2倍程度書いてしまい,どうやって削るのかを苦労していたのだが,最後の方は「まだ書けるのでもう少し付け加えてくれ」という,という要請が編集部から来るようになった.まあ進歩したということだろうか.
2ヶ月に1回,12回分書いたのだが,今回で無事終了ということになった.これはWisdomというサイト(?)にもあるのでInternet上で見られます.ここにあるので,よろしかったらどうぞ.


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PISA調査とOECD事務局長のコメント

2008/3/3

3月2日の朝日新聞の「学ぶ」という記事に,都留文科大学の福田教授の話が載っていてなるほどと思った.この中でとても強烈だったのはOECDの事務総長が日本の教育に対して「多くの国の労働市場からすでに消えつつある種類の仕事に適した人材育成」をしているというコメントをしたという.これほど強烈な批判はないだろうねぇ.

別に中国と競争しようというわけではないのだが,義務教育レベルの読み書き算ができる程度の能力であれば,中国には日本人の10−100分の1の給料で働く人たちがおおよそ8,9億人もいる.まともな企業であれば単純な労働の生産拠点は中国に移すに決まっている.こうなれば(もうなっているけど),日本国内では大量の失業者が出ることは必至だ.要するに今の教育やっていったら,日本人を食わせていくことができないと言うことだ.

脱線するけど,日本型の詰め込みのような教育は韓国ではもっとすごいらしい.オレの研究室に韓国の延世大学という超一流の大学からの留学生がなぜか来ていた.彼女(本当に優秀でした)の話によると,何しろ出身大学でその後がほぼ決まる社会らしく,80%以上の大学進学率だという(おそらく世界一だよね).韓国の高校は11時半まで(むろん夜のですよ),学校で勉強させるらしい.で大学生になった人たちに共通する悪夢というのがあるという.それは「自分はまだ高校生だ」という夢だそうだ.ものすごいいやな気分になり,うなされて,起きて「ああ,もう自分は大学生なんだ」と安心するらしい.

韓国はさておき,日本も何とかしないといけないわけだが,暗いネタだけではない.有名国立,私立あたりとか,一部の公立(京都など)では新しい時代に向けた学力の育成を始めている.やっていることは,つまり大学の卒業研究のようなことをだ.筑駒を卒業した1年生と話したら仰天するような研究を高校の卒論でやっている.卒業研究の早慶戦という記事でも結構すごい話が出ていた.またこうした教育の結果として大学への進学実績もあがるらしい(京都の話).


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ブリコラージュ

2008/2/28

少々古いのかもしれないけど、Bricolageというのはなかなかぐっとくる考え方だと思う。あり合わせのもので、それなりに創造的(というか新しい)なものを作り出してしまう、そうしたことを言う。オレが知っているのでいうと、Levi-Straussが野生の思考の中で取り上げたものだ。未開人たちが限られたりソースの中で、問題状況に対して適切なものを作り出してしまうことをいろいろと報告していた。

さて人間の認知というものを考えたときにも、そうしたことがいえる。特に進化との絡み、脳の構造との絡みで知性を考えるときにはBricolageというのは魅力的な考え方だ。進化は先読みしないので「俺らの種族(人間)はそのうち言語を使うようになるだろうから、関連する部位を進化させておこう」などということはできない。言語っぽいものが、あるいは言語の原初形式のようなものが身近でみられたときに、なんとかあり合わせの脳みそで言語らしきものを作り出したというのが実態のはずだ。これはまさにBricolageといえるでしょう。

Bricolageが生み出すもう一つの示唆は、昔のものはなくならないよ、というものだ。進化の中にはむろん退化というものあるわけで、以前使っていたものが必要なくなると、どんどん小さくなり、最後には消えてしまうようなこともある。しかし進化は不要になったものを遺伝子から消し去るわけではないらしい.3月2日の朝日の朝刊に載っていたけど,海に住むほ乳類は後ろ足,あるいはその進化の結果の腹びれが300万年前あたりで退化して全くなくなってしまったらしい.ところが,最近見つかったバンドウイルカにはこの腹びれがあるとか.ということは,遺伝子のレベルでは腹びれが今でも存在していると言うことだ.で,通常の場合はこの遺伝子の発現を抑制する何かが働いている可能性が高いという.なるほどね.

脳においては使えるものはどんどん使うというどん欲な方法でその機能を実現してきたために、同じことを行うのにいくつもの回路が存在する。発達や学習の初期に不器用な方法である課題を達成していたが、その後とてもエレガントな方法で達成できるようになったとする。こうした場合でも、元の不器用な方法は残る。なぜかと言えば、エレガントな方法がいつでも利用できるわけではないからだ。

たとえば足し算。10代くらいから30代くらいまでは2桁の足し算はほとんど即座に答えが出た(公文をやっていたわけではないけど)。しかし40代中盤くらいになるとこれが自信なくなってきた。あまりやらないから、頭の中のテーブルが壊れてきた、薄れてきたのだと思う。このとき、小学生あたりでやっていた筆算のやり方が退化してしまったら大変だ。しかし実際にはそういうことはなく、頭の中で筆算をイメージして桁ごとに足したりするようになった。

こういう冗長な処理システムというのはかっこは悪いけど、やはり頑健なのだ。進化という仕組みはこうしたbricolageを行う冗長性を持つシステムに有利に働いた可能性は高いのではないか。


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論文2つほど刊行

2008/2/28

2月も終わりになって、昨年の夏休みにもがき苦しんだ(とまではいかないけど)論文が無事刊行された。

1つはスキルの熟達に関わるものだ。これはレゴブロックを使って簡単な形を作ることをひたすら繰り返して、その過程で何が起こるのかを詳細に分析するというものだ。数秒(これは熟達の最終期あたりだけど)で終わる課題を数千回行わせると、ものすごいことが起こる。とにかく見事、何やっているのかよくわからない、そのくらいうまくなる。このもんのすごいことをなんとか、客観的に、科学的に解明できないかというのが研究の出発点だ。

これはそもそも東工大の名誉教授で、退官後に中京大学で教鞭を執られた木村泉先生の猛烈にすごい研究に触発され始めたものだ。先生はミソサザイという折り紙を15万回ほど自分が被験者となって折り、この達成時間の分析をかれこれ7,8年前くらいの認知科学会で発表された。

一般に練習による遂行時間の減少は、練習のべき法則(the power law of practice)と呼ばれるものに従うことが知られている。練習回数、遂行時間の対数を軸としたグラフを書くと、右下がりのきれいな直線で近似できるのである。しかし、木村先生のデータはこの直線の上下をうねるような形で遂行時間が変移していた。

直感的にこれはすごいと思い、我が研究室でも細々と研究を続けてきた。6年前くらいの卒業生の竹谷さん、4年前くらいの卒業生の佐々木さんと、かなりの苦労を重ねて、知見を積み上げてきた。そして3年前の竹葉さんの驚くべき努力、そして大西君の見事なデータ解析力により、ようやく論文化する道筋が見えてきた。この研究は認知科学会で3回ほど発表した。この過程でさらにいろいろなことに気づき、昨年人工知能学会でスキルサイエンス特集というまさにドンぴしゃの企画がありこれの論文募集があったので、投稿した。

取り上げたことは「スランプとそこからの脱出」ということ。主張は
・スランプは単なる統計的な誤差ではありません、
・スランプは内的スキルとその実行環境とのミスマッチにより生じることがある、
という2点です。おもしろいです、おすすめです。ここにおいてあるので是非ご覧ください。

もう1つは全然違うネタで、大学生にまともなレポートを書かせるためにはどうしたらよいかというものです。これもかれこれ5,6年くらい前から手探りの状態で進めていたものです。そもそもまともなレポートとは何なのか、というこことがこの分野の研究の大きなテーマとなります。一般的にレポートは、
・問題
・主張
・論拠
からなるとされます。しかしこれだけではいくら何でも抽象的すぎてだめですよね。問題の意義とか、主張の範囲とか、論拠の妥当性などが、この図式には欠けているからです。じゃあ、自分で考えればいいんだけど、いくら無謀なオレでも「レポートとは・・・・だ」などと断言するというのもできず、悶々としていたんだけど、Toulminというつよーーい見方を見つけることができました(実はずっと前から知ってはいたんだけどそれをこの研究に関連づけることに気づかなかった)。彼は議論についての哲学的な検討を経て、

  1. 主張:まあ主張ですよ
  2. データ:主張の証拠です
  3. 保証:データが主張と関連しているかどうか
  4. 裏づけ:データと主張との関連についての一般的な保証
  5. 反論:対立仮説の検討
  6. 限定:主張の範囲の限定

という6つの要素が正当な議論には必要であることを論じた。

これはレポートにまさに通じる話で、というか論文にも丸ごと当てはまるような話なわけです。この基準を使えば、ある程度まで客観的にレポートを評価することが可能になるのではないかと考えたわけです。で、これが第一歩。

しかしこうした抽象度の高い理屈というのは、大学1年生あたりに事例1つ交えて話したくらいでは全然通用しない。ここで2つの方法がある。1つは、この図式を徹底的に練習させて身につけさせるというものだ。で、これは当然やる気が起きないので(ああ、オレがという意味ですよ)、なんとかもう少し無理なく身につけさせることはできないかと考えたわけですね。

そこで出てくるのが協調学習、Blogというわけです。このBlogにはいろいろと書いているのでこれ以上書かないけど、Blogやディスカッションを通した他者との交流を積極的に取り込むことにより、上のToulminの6つの要素が自然に(?)身につくのではないか、というわけです。そもそもToulminの図式は、議論という、他者との相互作用の場面で求められることであるわけで、その意味では他者との交流はこの図式の獲得の必須条件(とまではいえないけど)ではないかと考えたわけです。ということで、今までやってきたBlogをを用いた授業とか、グループディスカッションとかが、Toulmin+協調学習という中にきれいに納めることができると考え、論文にしたわけです。

出した先は、京都大学高等教育研究開発推進センター(何度書いても長すぎて途中を忘れる)の紀要です。なんで他大学の紀要になんて書くのかというと、昨年の3月にこのセンターが長年に渡って行ってきている「大学教育研究フォーラム」という学会というか、研究会があり、そこでBlogの話をしたことがきっかけになっています。発表後に、このセンターの松下さんから「紀要に書いてみないか」というお誘いがあり、せっかくということでお引き受けし、書いたわけです。でも依頼論文というわけではありません。査読もありました。で、その査読結果は今までいろいろ論文を書いてきたけど、こんなにほめられたことないよ、というくらいほめられて、1週間くらいテンションがあがりましたね。まだまだ展開していかないと,いわゆるおもしろい論文にはなりませんが,とりあえずの一歩です.
ここに載っているので興味のある人はご覧ください.


動物と人間の合理性,非合理性のシンポat 慶応

2008/2/13

“Rational animal, Irrational human”というタイトルでシンポジウムが開かれた。慶應大学のGCOE(グローバル・センター・オブ・エクセレンス)という、渡辺茂先生がヘッドを務める組織の主催だ。講演者の一人として呼ばれたので出かけてきました。初日は出られなくて、2日目の午後自分の講演から3日目のほぼ最後まで出席した。初日は渡辺先生と特に関連の深い動物関係の話が多かったようだ。

自分の発表はいつもこの頃やっている創発認知の話の中の、生成性と冗長性の話の前に、人間のirrationalityについての知見(演繹、類推、転移、洞察)の話を付け加えて、そこからコンピュータメタファーの問題につなげた。正直かなり苦しんだ。スライドは、数年前の国際ファジイ学会の時のものと、入来さんのシンポジウムの講演者として話した神経科学会のものを組み合わせたのだが、なかなかすっきりと行かず、いろいろな調整を行い、英文の原稿も含めて約10日ほど費やしたと思う。未だに英語というとかなり苦労する。特に今回は1時間という、やったことのない長さだったので、かなり神経を使った。しかしまあ終わってみれば良いしかし苦い経験ということになる。良薬は口に苦し。

自分の後は、若手の女性の発表が3件あった。東大の旦さんのは開さんとの協同でメディアの理解というか、realityの理解というか、これに関しての大変に興味深い発表が行われた。どうもテレビなどの画面に映し出されるものと現実の理解との間の関係に付け方に6ヶ月から10ヶ月の間に大きな変化があるようだ。後の2件はともにstimulus equivalenceについてのもので、一件は慶應の人、もう一件は理研の山崎さんが小川さん、入来さんと一緒にやったものの発表だった。なかなかおもしろかったのだが、ちょっと眠ってしまったのもあるのと、そもそもあまり詳しくないのとで解説はやめておく。ただStimulus equivalenceというのはなかなかおもしろいもので特に対称性(A->Bを学習すると、B->Aの結合もすぐにできる)は論理的ではないが、どうも人間に固有な現象のようで興味をひく。そうだ、今度CATKATに来てもらって日本語でゆっくり話を聞こう。

最終日は午前中が長谷川真理子先生の嬰児殺人についての話から始まった。嬰児を殺すのは同部では稀で、ボスが交代したときなどに起こることがある(インドの何とかというサルとか、ライオン)がかなり珍しい。しかし人間ではよく起こる。やるのはたいがい女性で、若くて、よく考えた上でやるらしい。また日本は特にそれが多いとのこと。日本で多い理由は文化的、制度的要因が大きいようだ。他には昭和大学の寺沢先生、慶應の女性の発表があった。

最後の論理のセッションは正直つらかった。別に変なことを言っているわけではないのだが、やはりいろいろな意味でつらい。

そこでおもしろい話があった。そもそも論理学は知性のmechanizationを行い、その結果としてコンピュータが生まれた。そこではいろいろな発展もあったが、創造性については全然だめだったということが論理学者の側からなされた。これに対して、コンピュータも適切なプログラムさえあれば創造的になれるとか、人間の脳だってそもそもmechanicalなんだけど創造性を持つことができるとか、いろいろおもしろい議論がなされた。

・・・Illustratorできれいな画像が作れるのは?
・・・写真がエロティックなのはカメラがエロティックだから?
素材、道具とそのプロダクトを混同していると思う。


生物と無生物の間

2008/2/6

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)故あって最近もう一度読み返したのだが、再度感心。こういう本を書ける科学者というのは、美人なのに性格が良いとか、そういうようなものですね。

動的平衡というアイディアはもちろんグッと来るのだが、今会気がついたことが1つ。とにかくものすごい眼をしている。またビジュアルな記憶が半端ではない。過去に見たことについての情景の描写がすごいのだ。こういう人は普段どのような眼で世界を見ているのだろうか。キャンパスが違うのでなかなかお会いできないのだが、今度あったらぜひこのことを聞いてみようと思う。


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ヒアリングのメモ

2007/4/30

連休ではあるが,今日,私たちがやっている大学の研究所のプロジェクトのヒアリングがあった.そのときの質問をまとめておく.

どのスキルがどの程度伸びたのかを具体的に示せ
これについては確かにプレゼンがよくなかった.レポートの段階論

私これ好き型
基準宣言型
基準構築型
状況設定型
の4つのタイプがあるという話をしたのだが,このタイプに基づく集計を出さなかった.これは失敗.ただし、この段階は当初の予想よりも錯綜していて,きれいな形に収まらないものもあることがわかっている.さてどうしようか。
協調学習とか,問題発見とかも大事だけど,どう書くかを教えるのも大事ではないか
確かにそうなのだ.いわゆる書き方のお作法は大事だ.しかし(これはいい忘れたのだが)、問題を見つけること,書けるものに押さえ込むこと,こうしたことがないと、本当のお作法教育になってしまう.ここらへんはもう少し強調すればよかった.

スキルと能力の関係を明確にせよ
これについてはかなりいい加減に使っているような気がしてきた.レポートライティングと来れば、スキルというのが適当な気がする.レポートライティング能力というのはどうも変な気がする.しかし、このスキルを支える

問題発見、洗練
資料の批判的、複合的読み
文章構成
はいずれも能力に近いものであり,逆にスキルという言葉はなじまないとまでは言い切れないけど、やはり能力という方が適当な気がする.もう少しメンバーといっしょにじっくり考えてみることにしよう.

レポートの採点は第三者に行わせるべきだ
はい、そのとおりです.少なくとも一階目と二回目がわからないような形にして評価する必要があるだろう.
Blogを用いる意味が不明確だ
Blogである必要は必ずしもない.ポイントなるのは

他の人が参照できること
コメントなどのコミュニケーションができること
自分の作品,成果として残っていくこと
という性質を持っていれば別にBlogでなくてもよい.
あとBlog云々というより,授業の展開というか課題の出し方の問題なのだが,「プロセスが可視化される」という性質はとても大事だろう.舘野風の言い方をすれば「ふらふら系」というものを許容できることが大事だ.レポートとして提出したものだけが残るのではなく,レポートを各家庭で自分が考えたこと,他者が考えたこと,これらが残っていくということがきわめて大事なのだ.
学生たちにこれは研究が絡んでいる話なのだということを知らせるべきではないか。
確かにそうだろうねぇ.これらが学会で発表されたり(むろん個人を特定できるような情報は出さないが)することは事前に知らせておくべきだろう.

(あともう1つ大事な質問があったのだが思い出せない)


etc ]

Billyにやられた・・・

2007/3/31

忙しくて1週間ほどBillyをやっていなかった。きちんとやらないとと思って帰京したら、妻から娘の同級生の男女が自分もBillyをやりたいとの希望を持っているとの連絡を受けた。ということでそのうちの一人を呼んで応用プログラムをはじめた。すると10数分目にある特になんでもない運動の時に、突然腰がぐぐぐぐぐーーーーみたいな感じになり、その後の続行が不可能になった。それから2日経つがまだ完全には直りきっていない。よってBillyも出来ない。悲しい。

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戯れ言 ]

心脳コントロール社会

2007/3/31

小森陽一さんの「心脳コントロール社会」という本を読んだ(だいぶ前に金井君(法政)に勧められて忘れていた)。

認知科学や神経科学の知見が、消費者、有権者をコントロールするために用いられているというのがその骨子だ。物事を強引に二者択一形式にする。そしてその打ちの一方に感情的な判断、直感的な好悪判断上都合のよい(あるいは悪い)イメージを貼り付ける。こうした方法は辺縁系に由来する処理に基づくのだそうで、理性的な検討を超えた強さを持ってしまうと言う。これをCM、マーケッテイング理論、小泉前首相の行った衆院選(改革を止めるなといってやったやつ)などの具体的事例を通して明らかにしていくというものだ。

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吉野やでフカヒレスープ

2007/3/30

あなたが吉野やに行ったとする。食事を済ませ勘定書を見たらべらぼうに高い。内訳を聞くと、フカヒレスープを食べたと書かれている。そんなものは食べてないし、そもそも店に置いていないのは明らかだ。そこでじゃあフカヒレスープなんて置いているかどうか見せてみろと店に要求すると、それを見せる必要もないし、ルールに従って請求しているだけだという。

このロジック(?)で自らの権力を守ろうとするのが松岡という大臣だ。水道代、電気代がかからないところでも、水道代と電気代を請求した。それも5年間で数千万円という信じがたい額だ。しかしこの大臣が言うには、法律上求められた処理、届け出をしている。よって問題ないという。

これはあくどい論理のすり替えだろう。法律に従って経費を請求し、公開した。適切なのは届け出をしたという部分だけで、これだけのことなんだよね。で、その経費がでたらめであれば当然問題とされる。基本的にカラ出張とか、そういうのと同じ話だと思うのだが、この人が訴追されないのはなぜなのだろうか。

美しい国を作るために、国民に妙な道徳を押しつけようとしている総理大臣もこの大臣をかばう。


その他 ]

田園都市線という・・・

2007/3/22

アエラに田園都市線の混雑状況が載っていた。首都圏の混雑度はたいがいは150%以内で、多いところでも(小田急とか)170%くらいなのに、田園都市線はもうちょいで200%というレベルになっている。

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戯れ言 ]

新ネットワーク思考

2007/3/22

いまバラバシの「


ベーコン数

2007/3/22

前の記事と同じところ、つまり「ネットワーク思考」からの話なのだが、「ベーコン数」というものがある。Kevin Baconという売れっ子というのか、よく映画に出ている俳優がいる。この人との類縁度を示すのが「ベーコン数」というと、この本に書いてあった。類縁度とは何によって規定するかというと、映画での共演に基づく。たとえば彼と共演したことのある人(ティム・ロビンスとか、メリル・ストリープとか)そういう人は類縁度というか、ベーコン数が1となる。彼とは共演していないが、ティム・ロビンスとかメリル・ストリープと共演したことがある人(モーガン・フリーマンとかカレル・ライスとか)はベーコン数が2となる。そういう具合にベーコン数を計算する。こういうことができるのはIMDB(Internet Movie Database)という、恐ろしいくらいの映画データベース(利用は無料)があるからなのだ。ちなみに現在はベーコン数だけではなく、任意の人の任意の人に対するベーコン(?)数を計算できるようになっている。

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戯れ言 ]

古地図

2007/3/22

Web上をいろいろとさまよっていたら古地図サイトというのを見つけた。こいつはめちゃめちゃに楽しい。自分が住んでいるところ、お気に入りのところが江戸時代、明治時代にはどうなっていたかがバッチリ分かる(ただ東京の区内に限られると思うけど)。

たとえば青学は今の敷地そのものが伊予西条藩(三万石)松平左京大夫頼学という方の土地だったことが分かる。また自分の家の前のおかしな感じで曲がっている道は実は江戸時代のとある殿様の住んでいたところの外れにある馬小屋(?)のようなものを避ける形で作られたということが分かった。非常に狭い道なのだが、明治時代にはもうちゃんと存在していた。驚き。またオレがよく飲みに行く某所は「御先手同心」という火付け盗賊改、なんというか特別警察のような人たちの共同住宅があった地域のようだ。

なんでこんな詳しいことまで分かるかというと、現代の地図で自分の探したいところをポイントして、そこから「江戸」、「明治」とあるタブをクリックすると、そのポイントにおける各時代の地図が出てくるからなんですねぇ。はまります。意味が分からない言葉が多いのでGoogleで検索します、勉強になります。とてもよろしい。


その他 ]

一妻多夫制

2007/3/17

新聞で一妻多夫制の地域が中国にあるという記事を読んだ。これはなかなかすごい話だった。なんでも若い頃に複数人で一人の女性の家に夜這いに行き、そのままなんというのか子どもが出来て結婚するみたいな話だった。夜這いはこうやるみたいな写真まで載っていた。インタビューに答えている人は、兄弟で一人の女性と家族を形成しているとか。で、誰の子かは分からないが、家の子ということでなんの問題もないとおっしゃっていた。

ちょっと信じがたい光景だ。女は嫉妬深いと言うが、男の嫉妬はそれ以上のような気がする。こういうのはかなり根源的というか、生物学的な何かに裏打ちされた感情だと思ってた。動物でもハーレムを作るような連中は、自分のメスを奪おうとするものに対して猛烈に戦うよね。文化、文明の力はこういうのにも打ち克つと言うことなんだろうか。


戯れ言 ]

社長の給料

2007/3/13

アメリカの一流の会社社長の給料は一般社員の370倍だそうだ。一流会社だから社員だって平均で10万ドルくらいはもらっているだろう。ということは、約45億円・・・・、これ年収です。才能のある人、努力を重ねて成功した人が高い収入を得ることは当然だけど、これはいくら何でもひどすぎるんじゃないのかな。

ちなみに日本はここのエントリーを見ると、3400万円だそうです。一般社員の5倍くらいでしょうか。小泉首相は4000万円だったそうです(給与だけ)。こんなもんじゃないのかなぁ。


戯れ言 ]

オレの本は稀覯本か

2007/3/12

今日、amazonで訳あって自分の本を検索したら、驚くべき発見をした。4年前に稲垣先生(千葉大)、亀田さん(北大)と共著で出した放送大学の教科書がused価格でなんと9000円となっていた。元々は2200円なんですけど。さらに驚くべきは、だいぶ前に妻と外山さんと一緒に訳したMike Siegalの「子どもは誤解されている」(新曜社)は、2件の古本が出ていて、片方は15000円、もう片方はなんと36040円だった(この40円て端数は何よ)。どういうことなんだろうか。

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戯れ言 ]

オレにはBillyがついている(6)::最終プログラム

2007/3/8

Billy’s Bootcampもついに最終プログラムに突入することになった。どんなにきついものなのかと思っていたが、時間も短い、難しい運動も少ない、正直言ってかなり楽だ。確かに運動はかなり速く、はじめはとまどうのだが、基本→応用→腹筋というプログラムを通して、ベーシックな動きと、筋力を身につけたものにとっては難なく出来る。というようなえらそうなことを言っているが、最終プログラムに2ヶ月もかかってたどり着いているのだから、オレ自身は大したことはない。

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戯れ言 ]

京都の宿

2007/3/8

月末あたりに京都で大学教育研究フォーラムというのがあって、そこで発表をしてくる。というわけでいつもの宿を予約しようと思ったら満杯。それでネットで探したのだが、これがまたどこもいっぱいだ。希望地域、価格帯のところはほとんどというか、全く見つけられない。yahoo、楽天などどこを探してもない。ということで、旅行代理店を今日ははしごした。やはりここでもほとんどなく、いろいろとやってくれたのだが、結局見つからず、あまり希望しない地域に(にもかかわらずかなりの値段で)泊まることになった。

なんでこんなに込んでいるのかと聞くと、「花見」だという。そうだったんですか、皆さんは京都に花見に行くんですか。人生結構長く生きているけど、これははじめて知った。紅葉というのはよく聞くのだが、桜を見るために京都まで行く人がたくさんいるんだぁ。なにやら本当のシーズン(4月はじめあたり)は京都の宿は取れずに大阪に泊まる人も多いとのこと。はぁああ、絶句。世の中平和だし、豊かだ。


戯れ言 ]

オレにはBillyがついている:その5(番外)

2007/2/26

ほかに書きかけのものもあるのだが、好評のBillyシリーズについての追加情報です。hatenaで調べたところ、

アメリカ陸軍・エリート養成プログラムの専属トレーナを努めていたビリー・ブランクスが、軍隊式トレーニングを基に、女性でも気軽にできるように独自に開発したエクササイズ。との宣伝文句。

とありますが、「女性でも」はともかく、「気軽に」は絶対にありません。「との宣伝文句」というのがいいですね。あとここを開くと楽天の「ビリーバンド特集」というのがあるけど、それはあまりにひどいネーミングですね。無論ビリーバンドだけ売っているわけではないのですよ。

ちなみに本家ではbilly bandだけでも売っているようです。またそれとともにプログラムは進化していて、Billy’s Bootcamp Eliteというものが発売されているらしい。

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戯れ言 ]

オレにはBillyがついている:その4(番外)

2007/2/25

先週、夜中にうちに遊びに来たOさんに(罰として?)Billyをやらせた。楽な腹筋プログラムではなく、ハードな応用プログラムをBilly Bandつきでやってもらった。私よりだいぶ若い人で、20年位前はとにかく馬力で売っていた男だ。で、どうだったか。

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戯れ言 ]

悪口サイト

2007/2/25

中学や高校でクラスメートの品評会とか、格付けとか、そういうことをやる私的サイトが増えているらしい。ネットの利用はむろん自由なのだが、これはこたえるだろうなぁ。確か、小学6年の女児がクラスメートを学校で殺害したのも、この種のサイトでのいざこざがきっかけだったことを思い出した。

以前、外部に公開していないBlogから外の記事にTBをしたことがある。先方の方が出版された本をゼミの閉じたBlogで紹介したときにうっかりTBしてしまったんですね。で、先方としてはTB元を見てみようと思うとパスワードを要求されて見られない。それで先方が「とてもいやな気がする」というコメントをその記事に載せていて、だいぶ後になってそれを発見し、謝罪した次第です。確かに自分が逆の立場だったらやはり同じ思いを抱くだろう。

自分に対して何か(よからぬことも含む)が言われている。しかし自分はその中身を知ることはできない。ただしそれは半公開状態になっており、さまざまな人がそれを読む可能性がある。これはネット以外のところで陰口を言われていたというのよりも格段にいやな感じがする。こういう不安、不快に耐えるのはちょっときつすぎるね。


Blog ]

座布団一枚

2007/2/7

学期末試験の採点に追われている。今年はある工夫をしたのでかなり楽だし、かつ学生のためにもなっているように思う。しかし枚数が枚数なので正直くたびれる。こういう中ですばらしい答案に出会うと活力が湧くという経験は誰でもあると思う。活力は湧かないが笑える答案もある。

今回の最優秀賞は、メンタルモデルをメンタムモデルと数回にわたって書いた人に授けます。これを家で話したら、娘が「捨て身の受け狙い」と断じていたが・・・

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戯れ言 ]

フーコーの言葉

2007/2/7

ネットをいろいろ見ていたら、とんでもなくいい言葉を見つけた。これは放送大学千葉学習センター所長の藤原康晴先生が新入生への言葉として、同じ状況の時にフーコーが語ったことを引用したものだ。URLだけでもいいのだが、万が一このページがなくなるとまずいので、フーコーの部分だけ以下にコピーしておく。

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その他 ]

全国大学IT活用教育方法研究発表会

2007/2/7

ここにも何回か書いたが、2002年度から明治学院大学法務研究科の吉野先生を中心とした科研費(特別推進)のメンバーに加わって研究をしてきた。ここでの成果をタイトルにあるような学会で共同発表(むろん吉野先生が中心だが)したところ、昨年暮れに最優秀賞を頂いた。これについて短い文章を書いたので思い出とメモかたがた載せておく。

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法創造 ]

オレにはBillyがついている:その3

2007/2/6

Billy’s Bootcampも第3段階に入っている。3枚目は腹筋プログラムだ。1,2枚目の腹筋がひどくつらいので、3に行くのはためらっていたのだが、1週間前くらいから3に入っている。正直、意外に楽です。時間も30分チョイくらいしかないし(以前の2枚は50数分ある)、休める運動が結構あるので、最後まで一挙に出来る。いや、オレがだんだん鍛えられてきたからかも知れない。実際のところ、体はだんだんすごいことになってきている、ふふふふふっっ。そろそろ最終プログラムに移ろうかな。


戯れ言 ]

マイクロソフトカップ

2007/2/6

11日秩父宮で行われたラグビーマイクロソフトカップ決勝を見に行った。3連覇を狙う東芝と、復帰した清宮監督の率いるサントリーという大変に魅力的な組み合わせだ。ご存じのように東芝がロスタイムでのモールから、バツベイの逆転トライで14-13で勝利した。かなり劇的だ。

確かに点差は1点だが、試合はやはり東芝だったように思う。東芝は2トライを挙げたが、1つは相手バックスディフェンスを連続攻撃で崩し、最後は個人技によるきれいなトライ、もう1つはモールからのフォワードの技術と力のトライ。組織力と個人技のみごとな統合(?)。一方サントリーはパスインターセプトと、PKの13点。総合力ではやはり東芝だったように思う。

しかしサントリーも昨年から見れば恐ろしいほど強くなっており、全日本が楽しみだ。やはり来週、再来週と秩父宮に行くしかないな。ところで秩父宮は楽しい。国立よりもずっと選手を身近に感じることが出来る。今回は特に前から4列目で見たので、選手たちのすごさを実感できた、とにかくでかい、ごっつい、速い。国立はやはり遠すぎて、こういう感覚を持てない。

そうそうあと秩父宮はその日2万3千人の入りで、完璧満員の状態だった。大学ラグビーが込むのは承知なのだが、社会人がこんなに込むとは思っていなかった。東芝の富岡キャプテンも「こんなに多くのお客さんの中でやったのははじめてです」と言っていた。


その他 ]

履修漏れと経費付け替えのアナロジー

2007/1/11

高校での必修科目の未履修、履修漏れ問題がずいぶんと大きな問題となったのはつい最近だ。この話と、彼の事務所賃貸費の付け替え問題はよく似ていると思う。

「領収書が必要な経費だけではやってられないので、領収書の要らない事務所の賃借費用に勝手につけ変えました」 = 「指導要領の言うとおりでは受験指導はやっていけないので、受験に必要ない科目としてごまかして実際は受験指導をやっていました」。

履修もれ問題について、伊吹文部大臣は、この問題の責任は各学校長にあるとの判断を示した。経費の付け替え問題も実際は秘書がやっているのだろうけど、これを黙認してきた伊吹大臣の責任は免れないのではないだろうか。

「悪いことに使ったわけではない」とおっしゃるが、なんともこの人の浅薄さというか、図々しさというか、そういうものを表しているように思う。履修漏れ高校だって、別に悪いことにその時間を使ったわけじゃなくて、ちゃんと別の勉強させていたんだよね。それでも処分でしょ。そして生徒たちにも足りない分ちゃんと勉強させたでしょ。

じゃあ、自分も責任とってやめるとか、ごまかしたお金を返還するとか、そういうことをなさってはいかがですかね。


オレにはBillyがついている:その2

2007/1/10

Billy’s Boot Campの話は以前したのだが、1週間基本プログラムをやり続けました。きつかったですよー。腹筋プログラムあたりは全然できないし、上腕、三頭筋あたりのやつもとてもビデオに出ている人のように続けてやることはできず、何度も休みながらという感じですね。Billy bandがなんともつらい。

で、もう少し基本やってからの方がいいのかなと思いもしたんだけど、1週間基本をやったということで応用プログラムに行きました。

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戯れ言 ]

健康は病気を招く

2007/1/10

昔、「健康のためなら死んでもいい」というコマーシャルがあり、大変に笑えたのだが、健康に気をつけると言うことは非常に危険な側面を持っていることに気がついた。

高血圧気味だとしよう。食事、運動によって血中コレステロールを下げる努力をすると、長生きする。長生きすると別の病気にかかる危険性が高まる。三大成人病は心臓疾患、ガン、脳卒中だが、これらはいずれも年齢を経るに従って罹患率が急激に高まる。

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その他 ]

ラムズフェルドの戦争

2007/1/9

ラムズフェルド国防長官といえば、ブッシュ政権を支えるネオコンの親玉として有名だろう。イラクに対する侵略を提言しまとめたのは、この人を中心とするブッシュの取り巻きだというのが一般の理解だと思う。

で、こうした動きというのは当然制服組の意向を代弁したものだとばかり思っていた。ところが、先日NHK-BSで再放送された「ラムズフェルドの戦争」という番組を見て、実際は全く異なることが起きていたということが分かった。

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その他 ]

オレにはBillyがついている

2007/1/3

Billy’s Boot Campというのをご存知ですか?アメリカ軍の新人トレーニングプログラムとかを担当したBillyが誰でもできるようにと作った1週間の筋トレプログラムです.ちなみに彼は地上最強の51歳だそうです.このがDVD4枚セットになって15000円くらいで通販で売られている.夜中になるとなんと言っていいのかわからんのだが,東京MXテレビでこれのコマーシャルを20分ほど流す.このコマーシャルによると1週間このプログラムをやれば,脂肪がとれ腹が6つにわれるとか.ほとんど冗談みたいなコマーシャルだし,DVD4枚で15000円は結構なので買わずにいたのだが,なんだけど,なんかCMに妙に(Billyの人柄?)惹かれるものがあった.ある晩,酔って帰ってCM見たときに発作的に通販に注文をしてしまった.2週間で配達されるという話がたった2,3日で配達されてしまった.ということで,ちょうど1月1日から開始した.

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戯れ言 ]

2007年の抱負

2006/12/31

昨年はいろいろあって今年の抱負というのを書く気分ではなかった。今年は書いておくことにする。2年前と変わらない部分も多いのだが、まあそれは当然だよね、2年で片がつくわけではないからね。

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SPAM TBの効用

2006/12/19

一日に50件くらいずつのSPAM TBが来てます.せっせと消しています.まあ困ったものなのだが,先日私のBlogをよく読んでくださる方から,意外な話を聞いた.TBがあると昔の記事が半ばランダムに『最近のトラックバック』というところに出てくるので、読んでみると懐かしかったり,なるほどと思い直したりして,けっこう役に立つというのですね.災い転じて福となすというわけにはいかないんだけど,まあなるほどと思った次第.

TB禁止リストも1500くらいになりました.そのうち公開しようかな?やっている人はいるようですね.一人1500くらいではどうにもならないんだけど,そういう人が何万人、うーん、何万ではどうしようもないな、何十万くらいになれば、けっこう役に立つかもとも思うけど,そんな長大な禁止リストを各Blogサーバが抱えていたら,たぶんまともに動かなくなるだろうなぁ.あと必ず嘘のリストを作るやつもいるだろうし,やっぱこの方法はだめだね.

ええと、いろいろ書いたけど,とにかくSPAM TBは消しますからね.(といっても通用せんだろうなぁ)。


Blog ]

今月のCATKAT

2006/12/19

今月のCatkatは東大&博報堂の鷲田さんの研究発表があった。マーケッティングとマルチエージェントシミュレーションを組み合わせるという、catkatではほとんど聞けない、大変におもしろい話を聞かせてもらった。

彼の考えの根本はdemand side innovationのモデル化だ。これは何かというと、供給側の工夫や改善によるイノベーションではなく、需要者側が製品の持つ特定の機能を供給側の意図しない形で評価し、それが口コミなどを通して業界のスタンダードとして定着するというような現象を指す。たとえば携帯の着メロなどはその典型ということだそうだ。

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HAI2006で感じたリアリティの不思議さ

2006/12/12

Human Agent Interactionについてのシンポジウムが12/12-13,慶應日吉キャンパスで行われた。ということで出かけていった。というか、今回これのPCのメンバーだったのでというのもある(でも何もしなかったけど)。このシンポジウムの関連としては,以前人工知能学会に行った時に感想を書いた.このときも危なくて,面白くて,誘惑されるような研究があり楽しかったのだが、今回もまたいろいろと刺激的で魅力ある研究をいくつも知ることが出来た。

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玉川でのSIGLAL

2006/12/12

認知科学会学習と対話研究会が12月9日に開かれたので出席してきた。今回は大沢さん(東大)と三輪さん(名古屋大)の2人のスピーカによる、チャンス発見に関するものだった。

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カテゴリーと類似性に対する認知言語学の立場についてのメモ

2006/12/7

GibbsのEmbodiment and Cognitive Scienceを読んでいるのだが、むろんこの中には認知言語学が大きく取り上げられることになる。今読んでいる章はLakoffのイメージスキーマの話がかなり詳しく解説されている。

認知言語学はむろん存在は知っており、Lakoffの本も昔読んだことがあるので何となくは分かっているのだが、当事者ではないので、まあ遠巻きに見ているという感じだった。しかしGibbsの本を読むといろいろとポイントが分かってくる。特にオレにとって印象的なのはカテゴリーの話だ。

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ICPA予行シンポジウム

2006/12/7

しばらく前の話(11/30)なんだけど、ICPA(International Conference of Perception and Action)という学会が来年横浜で開かれるとかで、その予行(?)シンポジウムというのが、横浜赤レンガ倉庫というところで行われた。ということで行ってきた。

発表者は、
三嶋さん:自動車運転時の光学的情報
工藤さん:ドラムの初心者-熟達者のDSA的比較
染谷さん:生態学的アプローチについての哲学からの疑問(への回答)
鈴木さん:マイクロスリップ
廣瀬さん:マイクロスリップ
の方々で、生態心理学関係の方たちが主だった。

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ラグビーの新しい風

2006/11/25

昔自分もやっていたということもあり,ラグビーは毎シーズン楽しみにしている.社会人のすごさもいいのだが,大学ラグビーは独特の盛り上がり方をするので,やはり好きだ.大学の試合の楽しさは,この中で一体誰が全日本に行くのだろうかという,そういう将来の期待を込めた見方ができるところだ.ということで,昨日,早稲田ー慶応の試合をテレビで見た.確かに最終的には早稲田の勝利となったが,途中の展開などはかなり楽しめた.

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戯れ言 ]

キャリアはじわじわと

2006/11/22

今日、学部の授業を聞いている1年生から「私はまだ何をやりたいのかも決まってなくて」と言われてたまげた。むろん「1年で決まってたら大変だよ」と伝えた。自分が何をやりたいかなんて言うのは、48年生きてやっと少しずつ分かってきた、あるいは分かってきたような幻想を持つようになった、くらいの話である。

こういうのを聞くと、今の学生はかわいそうだなぁとつくづく思う。キャリアディベロップメントとか、自分探しとか、そういう変な言葉が若年層に広がり、あわてているんだろうなぁ。学生の就活なんかもそうだ。きちんとやりたいことを決めないと先に進めないというような圧迫を社会が加えるもんだから、早合点したり、浮かれたり、落ち込んだり、やらなくてもいいことに振り回されている気がしてならない。

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戯れ言 ]

教師教育っていうのは

2006/11/22

閉じたブログの中で卒業生が教師教育について批判的な記事を書いていた。それで触発されたのだけれど、教師教育というのは学び手の学びを知ること、につきるのではないだろうかと思った次第。

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教育 ]

タウンミーティングという猿芝居

2006/11/16

タウンミーティングと称するもので、国民の意見をじかに聞こうとする、これは大事な試みだ。しかし、政府案に従うような質問を事前に作り、これを命令しやすい人間に渡して質問させ、挙句の果てに金まで払うというのは、何のことでしょうかね。

さらに「なんらおかしなことではない」と強弁する官房長官、こういう人間はどういう精神構造をしているのだろうかね。こういうのをやっちゃいけないのは、反対のことを対立政党が行ったときのことを考えればすぐにわかると思うのだけど。愚か過ぎる。


その他 ]

なぜ儲かるか、どうやってその後を生きるのか

2006/11/16

大学近辺でしか仕事をしたことがないので、世の中のほかの仕事のことはさっぱりわからない。今までなぞだと思ってきたことを2つ書く。

1つは節税対策用のマンションの話だ。最近はあまりないのだが、時々集中的に節税対策にマンションをという電話をもらう。貸しているだけでどんどん儲かるというような話をどこの業者もする。さて疑問なのは、そんなに儲かるのならばどうして自分がしないのかということだ。そんなおいしい話を人に紹介してどうするんだ、というのが疑問その1.まあ節税程度の話に過ぎなくて、自分のところの会社は目いっぱい負債(?)抱えているので、これ以上節税できないからということなのだろうか。それにしてもどうして見ず知らずの人にそんな話を持ってくるのだろうか?

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戯れ言 ]

メディアリテラシーと認知科学

2006/11/8

情報センターの年報に書いた原稿だけど,とりあえず載せておきます.この話は認知科学かいで話したようなことなんだけど,ここのBlogでいろいろと書いてきたことをうまく(?)組み合わせて,仕上げたものです.本当にこういう原稿のときにはBlogが役立つなぁ.

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心理学会06参加

2006/11/7

日本心理学会に参加してきた。朝晩とかなり動き回っていたので、とても記事を書く気力が湧かなかった。昨年と比べて自分の関心が広がったせいなのか、たまたまなのか、分からないが、いろいろと勉強になった。いちおう、日記風にまとめる。

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天野清先生について

2006/10/31

学部時代大変にお世話になった天野清先生が今年の初めに中央大学で最終講義を行ったということが(今頃になって?)分かった。最終講義の内容が分かる中央大学の心理学科のニュースが届いたのでちょっと書いておきたい。

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駅伝は面白かった

2006/10/30

駅伝というのはまじめに見たことがない.しかしゼミの学生が関係していることなどから,少しずつ興味を持っていたのだが,先日日本テレビで放映していた(正式名称はよくわからないけど)全国大学女子駅伝というのを最初から最後まで見た.かなり面白かった.

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戯れ言 ]

大学教員へのFD

2006/10/28

だいぶ遅れた記事になるわけだけど、大学教員のFD義務化という話があった。新聞記事を読むと大学院大学ではすでに義務化になっていたとか。そういえば、私の友人が数年前に泊まりがけでメディア教育開発センターだと思ったけど、そこで研修を受けなければならないという話を聞いたことがある。実際に行った彼の反応はとてもネガティブであったことを記憶している。まあ実際に自分が行けといわれたらやはりうんざりするだろうと思う。

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教育 ]

今期の本

2006/10/20

今週から大学院のゼミが本格的に始まった.読んでいる本は,Raymond Gibbs, Jr. “Embodiment and Cognitive Science“だ.名前から明らかなように認知科学における『身体性』にかかわる研究を取り上げ,その意義を明確にするというものだ.

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当たり前だけどね、いつでも同じだ

2006/10/18

北朝鮮の核実験、「国を守るため」だそうだ。ブッシュも「テロリストから国を守るため」に何千キロも離れた国を侵略しにいって、自国民何千人も犬死にさせている。日本も自存自営のためと言って昔戦争し、300万人の日本人を無駄死にさせた。狂気が支配する国家も、全世界を自国民のための草刈り場にしようとする国家も、幼稚な国家主義と一部軍人の功名心に支配された国も、みんな「自らの国を守る」ために戦争をしているわけだ。いろんな人が言っているけど、いつになっても変わらないなと思った次第。

昨日から朝日新聞で「歴史認識」というおもしろい記事が夕刊に載っている。目から鱗だったのは、

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その他 ]

酔うとうまいもの

2006/10/17

友人の荷方さんの記事へのTBなんだけど、別に彼の食べたものが実は・・・という意味は全くないので始めにお断りしておく。

酒を飲んだあとというのは何も食べないで帰るときもあるのだが、時々無性にラーメンが食いたくなるときがある。こういう場合は、「食いたい」という欲求がそもそも非常に強いので大したことのないラーメンでもかなりうまいという気がしてくる。

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戯れ言 ]

教育再生会議

2006/10/12

教育再生会議とかいううさんくさい名前の会が作られる。いろいろな人が入っているようだが、これの座長に野依(ノーベル化学賞受賞者)さんがなった。朝日にそのインタビューが載っていた。なんとも微妙な話が多かったが、「対話力の育成が必要」というところにはけっこう共感した。

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教育 ]

「学習科学とICTは学びのあり方を変えるか」というシンポジウム

2006/10/10

東大の山内さんのところでおもしろそうなセミナーがある。残念だが学内の抜けられない仕事で出席できない。うーん、いきたい、しかしやはり無理。知り合いにいってもらうしかないだろう。


並列的動作の学習

2006/10/10

大西君のところにおもしろい(というか、やろうと思っていた)実験が紹介されていた。両手で行うような作業の場合、左右の手別々にトレーニングするよりは、両手ではじめからトレーニングせよと言うことだよね。

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結果とその解釈、誤解釈

2006/10/7

10月3日の朝日新聞の「政態拝見」という政治関連の記事において、北大の山岸先生夫を中心としたCOEの研究の成果(の一部)が大きく取り上げられていた。以前のエントリーで私が書いたのと同じように、このCOEが本当にうまく運営され、すばらしい成果を上げているということも書かれているのだが、ポイントは最近の教育行政における右傾化との関連である。

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Blog3年目

2006/9/28

9月28日はこのBlogの誕生日です。今日から3年目を迎えます。この1年で、
エントリー:106件、
コメント:90件(うち1/3くらいは自分)
トラックバック:23件
です。スパム入れればコメントもTBも10倍ではきかないくらいあるけど、この数字は意味あるものだけです。

いろいろな情報を教えてくださったり、さまざまな意見をお寄せ頂いたり、皆様どうもありがとうございます。またいろいろなところで、「Blog読んでますよ」と言われるようになった。こういう人たちにも感謝。

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Blog ]

Beyond the learning curve

2006/9/24

東大の教育心理の院生およびOB,OGの人たちの変な名前の研究会と合同でcatkat研究会が9月23日行われた。Speelman & Kirsner “Beyond the learning curve: The Construction of Mind” (OUP)という本だった。なかなか不思議な本であった。

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東京都教育委員会の暴挙に対して司法がストップをかける

2006/9/22

日の丸、君が代に代表される、東京都教育委員会の暴挙についてはこのBlogにおいて何度も批判してきた。今日の東京地裁の判決では、卒業式における起立、斉唱の有無に基づく東京都教育委員会の処分は憲法の定める「思想・良心の自由」を侵害し違法とされた。教育委員会の恥ずべき不当な弾圧に対して屈することなく、正当な権利の主張を行ってきた教員の方々に祝福を送りたい。

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教育 ]

simple mindじゃだめなんだよ

2006/9/20

今日の朝日の夕刊(9月20日東京版)を読んでいたら、我が意を得たりという記事に出会った。それは、エセ科学に人はなぜはまるかという話だった。菊池誠さんという阪大の物理の先生が書いていた。

科学は割り切れるというイメージがはびこっていると菊池さんは語っている。普通の人は、科学に対してずばっと白か黒かを決着つけるというイメージを持っているという。科学はけりをつけてくれるというイメージだ。確かに多くの人が持っていると思う。しかしこういう割り切れた言い方をするものはすべてニセ科学だと菊池さんは言う。

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他者とのディスカッションは何を生み出すか

2006/9/19

犬塚さんと岩男君の企画した教育心理学会のシンポジウム「他者との対話による論理的表現力の育成」(正確ではない)に参加した。話題としては、今自分たちが進めているアカデミックスキルの獲得という話に非常に近い話だと言うことがわかった。また心理学的に分析可能な形にすることがとても難しい、非常に骨の折れる仕事に若手(?)中堅(?)の研究者が果敢に挑戦していることが分かった。

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レポートライティングのトリニティ

2006/9/16

以前のエントリーにも書いたのだが、大学の初年次学生のレポートライティングスキルの向上へ向けた試みを行っている。これについて、前のエントリーで書いた山下さんとの研究会で話したときに、いいまとめができたので、ここにメモしておく。

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教育 ]

学習資本主義

2006/9/16

学習資本主義(learning capitalist society)、こういう刺激的な演題で教育心理学会で語ったのは、かの苅谷剛彦さんだ。苅谷さんについては何の説明もいらないだろう。ということで早速今日の講演の話にいく。

話はそう難しいことではなく、世の中の心理主義化が進んでおり、個人、その内面がすべての決定因である、というような間違った見解が広まっていること。そしてそうした傾向をさらに助長するような動きがあること(市川さんの人間力も取り上げられていたし、職業における自己実現なども批判的に取り上げられていた)。しかしそこでは社会的、階層的、経済的要因が無視されており、格差助長の危険性が存在するということだ。もう少し具体的にいうと、学び、学びの能力というより、その育成により金のかかる能力が必要とされる。それによって今でも顕著(?)な階層差が継承、あるいは拡大するというわけだ(うーーん、あんまり具体的じゃないな)。でも、まあそういうこと。

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教育 ]

大学教育におけるリフレクションを促す授業実践:教育心理学会総会

2006/9/16

上のようなワークショップに出ました。うーーん、はっきり言って自分のあまりの勘違いにがっくりきた。要は、エンカウンターとか、グループディスカッションの話であり、いわゆる反省という話とは直接的な関係を見いだすことが出来なかった。いわゆる反省と自分が思いこんでいたことは、どうも例外的というか、認知科学会特有というのか、そういうものではないかと思い始めている。

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知識の統合と構築

2006/9/15

東大の中原さんのページで、知識統合と知識構築について、わかりやすくかつ奥の深いエントリーが載っていたので、メモしておく。

うっすらとは分かっていたが、こうやって整理されると非常にすっきり。そういう意味では、このページによってオレの中で知識統合が行われたと言うことだろう。コメントの中で野中先生の話なども出て、組織なども取り上げられている。こういう情報も入ると、統合だけにとどまらず、構築ということにも起こってくるような気がする。


教育 ]

山下さんとの研究会

2006/9/15

9月12日に専修大学の山下清美さんと研究室の学生さんをお呼びして,インフォーマルな研究会を開催した.山下さんはもともとは心理学,認知科学なんだけど,最近ではBlogなどのCMSの心理学的研究,教育利用,などで活躍されている.昨年にはWeblogの心理学という本をだしている.

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教育 ]

心理学化による誤った原因帰属

2006/9/13

9月13日の朝日新聞夕刊に、パレスチナ問題の専門家、栗田禎子さん(千葉大)のインタビュー記事が載っていた。この方によると、パレスチナ問題は第一次世界大戦以降の政治、経済、歴史の観点から捉えるべきであり、宗教対立という視点を持ち込むべきではないという。簡単に言うと、この紛争を宗教などの内面に根ざすものと捉えるのではなく、イギリスの三枚舌外交(Wikipediaによる)に基づく、紛争と捉えるべきだという話だ。

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その他 ]

人間の社会性の文化的・適応的基盤と北大のCOE

2006/9/10

という北大のCOEに基づく研究会に行ってきた(場所は麻布十番というか,六本木というかそこらへん).進化を通して,社会,組織,制度,文化などの研究を行うというのが,このCOEの目的であるの.ということで,れに関連した研究を行っている内外の研究者たちが発表するというものだ.

Leda Cosmides(進化心理学、カリフォルニア大学サンタバーバラ校)
 Joseph Henrich(進化人類学、ブリティッシュ=コロンビア大学)
 Shinobu Kitayama(文化心理学、ミシガン大学)
 Mary C. Brinton(社会学、ハーバード大学)
 山岸俊男(社会心理学、北海道大学)
 亀田達也(社会心理学、北海道大学)

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おやふこう

2006/9/8

11月に中州じゃなくて、博多に出張するので、博多のことを調べていたら、親不孝通りが、親富孝通りという表記になっていたことを知った。そもそもは地元の予備校がこの近くにあったそうで、そこに通う学生が親不孝と言うことで、そういう名前が付いたとか。しかし、若者向けの店がいろいろ出来て、(大したものではないのだろうが)事件が頻発することで、名前を現在のように変えたそうだ。

なんとも不敵な感じのネーミングでとても気に入った。もっともこの表記はあまり一般には広まっていないとのこと。


戯れ言 ]

ウルトラマンだった私

2006/9/7

以前読んだ本に(確か東洋先生のだったと思うが)、子供はいつになったら嘘を見破れるかというような話が載っていた.先生の友人の人は(これはあまり定かではないが)、何かもらったときには三回回ってわんといってから,お礼をするという、おかしな作法を、さもそれが正しいやり方であるかのように子供に教えた人(研究者)の話が載っていた.それによると、幼稚園に入る前くらいまではやっていたのだが,入ってしばらくすると自然にやめてしまったとの報告が載っていた.

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戯れ言 ]

spamフィルタとしてのgmail

2006/9/7

知り合いの人が複数gmail(google)をスパムフィルタとして使っているという話を聞いた。ということで、早速そうやってみた。とにかく劇的に減った。今日でちょうど一週間経ったのだが、総数約820件のうち740件程度がスパムだった。もっと多いような気がしたけど、この程度だったんですね。

その代わりといっては何だけど、トラックバックスパムがものすごい。quasi-spamfilterを使っている。これでコメントの方はほぼ0になっているのだが、トラックバックの方はなぜかうまく働いていないようだ。消去作業をやっているうちにまた来る。スパムが来たサイトの記録があるのだが、これが300を優に超えた。公開しようかな。まあ意味ないね。


その他 ]

パントマイムにおける身体知

2006/9/6

9月4日身体知研究会に参加した.前のエントリーにも書いたけど,古川先生をリーダとした科研費が元になっているものだ。私は2回目なのだが,数ヶ月に一度くらいのペースで行われている.3つの発表があったが,最初の山田とうしさんのパントマイムにはたまげた.

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不思議な知覚的体験

2006/9/6

この後に書く予定のスキルサイエンス研究会で、研究会とは全く別の場面で不思議な体験をした.場所は大丸の屋上です。部屋の中は禁煙なので、一服ということで屋上にでた。外を見るとちょうど眼下に東京駅,遠くには皇居が見える。ということで、金網のフェンスの前で、遠くを見ていた。すると、皇居から巨大なUFOが、

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放送大学の収録

2006/9/1

放送大学の講義を2002年からやっており,今年で終わるはずだったのだが,事情により,来年から4年かまたやることになった.ということで,幕張にあるメディア教育開発センターで収録の準備,教科書の執筆などをしていました.

収録,原稿締め切りともに8月末と言うことになってしまい,認知科学会から帰ったあとは,正直放送大学のためだけと言っても過言ではないほどの生活をしてきた(ここに書いたような逃避はさんざんしたのだが).

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その他 ]

力覚ディスプレイというものを通した超ダイナミカル宣言

2006/9/1

今日、メディア教育開発センターの大西君のところで、彼が長年にわたって研究している力覚ディスプレイというものを初めて見た。彼は自分のBlogでこれについて再三書いているのだが、はっきり言ってどういうものなのかがさっぱりわからなかったので、なんともコメントのしようがなかった。ところが、見ていろいろわかったのと、それに遅延を加えた実験の結果を見て、仰け反った。これはうまくいくとスンゴイ話になるよ。

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ウィルスチェック

2006/8/27

必要に駆られてMac PowerBookでNorton Antivirusというのを実施した。長いこと長いこと、午後2時半にはじめて日付が変わる直前に終わった。75万個のファイル(なんでそんなにあるんだ?)で、約50GB程度。こんなにかかるものなんですか?

寝ている間にしかできないな。しかし、例のバッテリーの異常加熱があるから、寝ているわけにも行かない。ということで、バッテリーのリコール情報を探した。そうしたら、

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戯れ言 ]

伝統と創造の会

2006/8/26

今朝新聞を読んでいたら、自民党の1年生議員(小泉チルドレンと呼ばれる)80名の半数近くが、表題の会に参加しているという。で、この会は自民党で伝統とか言うわけだから、まあ想像できるけど、非常に一面的な見方と、卑怯なフレーミングで、とんでもない思想を広めようとしている。

この会の会長の稲田という議員は、首相の靖国神社参拝を批判する勢力に対して、「忘恩の徒」というレッテルを貼り、道徳、教育を語る資格なしと断罪する。あきれ果てる。

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その他 ]

動物たちと一緒にいる

2006/8/22

わけあって、下の画像で有名な動物園、旭山動物園にきている。動物園というのは、10年くらい前に一度行って、その前は20年くらい一度も行っていないので、この動物園がすごいと言われてもどこがすごいのかはよくわからない。ただ、いろいろとおもしろい。20分くらいじっと見ていたりする。実際には、旭川はうんと暑くて、東京並みであり、動物たちの多くはグダァァとしていて、すごいことをやってくれるわけではないのだが飽きない。

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戯れ言 ]

もうだいぶたってしまったけど一応認知科学会06

2006/8/20

いまさら書いてもとも思うけど、中京大学で行われた認知科学会について一応自分のためのメモを残しておく。

最初に書いておくべきことは、Macのノートを持って行ったのに、外部モニターへの接続アダプタを忘れて真っ青になったことだ。前日入りしていたので、急遽宅急便で家からアダプタを送ってもらって、大会初日に到着。一安心と思って、初日夜に発表練習などをしていると、バッテリーがなくなってきて、おっと充電と思ったら、電源アダプタも忘れてきたことに気づく・・・・。結局Apple Store名古屋に行って、電源アダプタを買う。約1万円。これで3つめだ・・・。

1。発表関連
・前日:今回の発表の共同研究者である、卒業生の竹葉さんが名古屋に勤めているので、前日入りして、発表の内容を二人で検討した。

・初日、シンポジウムを聞いた。茂木さん、三輪さん、戸田山さんがスピーカ。モデルの持つ意味、モデルの役割、モデルのあり方について、三輪さんと戸田山さんがお話しした。正直言って、モデルというものの価値がわからなくなった。細かいことはおいておくと、モデルの前に理論があるんじゃないのという思いを抱いた。茂木さんの話は、よくわかる。まあ生成が大事、バックグラウンドが大事という話ですのでね。それから確率批判を行っていた。これは結構反発する人も多かったようだが、茂木さんの言いたいことはよくわかる。つまり結果としてaggregateレベルで行動を確率で表現できると言うことと、認知のメカニズムの中に確率的だという前提を入れることは別の話と言うことだ。たぶんそういうことだと思う。だとすれば、ここに書いたことと同じだ。よくわかる。この本の2章にも書いた(買ってね)。あと、パワポを使わないということで、マイクだけで話していた。

Vosniadouの講演は、まあ特にというか、基本は10数年前の話。ただ、その後いろいろな文化圏で実験を繰り返し、syncreticモデルの多様性が見えてきたとのこと。でも基本は同じという話なのではないかな。

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逃避は直らない

2006/8/17

あまり気の進まない原稿を書いている。気が進まないというか、苦手というのかな。あまり詳しく書くとどの原稿かわかってしまうかもしれないので、これ以上は書かない。それにしても、こういう仕事をすると

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戯れ言 ]

原稿書いているとやっぱり・・・

2006/8/13

比較的長い原稿を書かねばならない状態になっている。最近は大学も家もMacおよびそのノート(Powerbook)を使っていて、ある程度まで満足していた。原稿を書くときに、特に気に入っているのはフォントだ。なんとも好きな感じのフォント(ヒラギノ)で、原稿を書く意欲が湧いてくる。また普段はテキストエディットというOS付属のエディタで書いているのだが、Macの純正アプリケーションであるため、キーバインドが基本的にemacs風になっている。これもけっこううれしい。

しかし、画像を取り込んで、結構な量の文献を入れてということになってくるとやはりつらいことが分かってきた。その理由は自分がMacをほとんど知らないということに起因する。

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戯れ言 ]

帰納推論と因果推論

2006/8/12

今日(8月11日)、研究室で仕事をしていると、岩男君が突然やってきた。ひどくびっくりしたが、青学でやっている非常勤の科目の試験答案をわざわざ受け取りに来たとのこと(なんで郵送しないのだろうか)。

私は昔から認知科学の三大恥辱(大事なのに研究が進んでいない、あるいはやられたのにさっぱり分かった気にならない)は、

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オトナサイズ展および今日の不運

2006/8/10

オトナサイズ2006という催し物が西武デパートでやっているので見に行った。企画は子どもの視点でオトナの世界を見るというものだ。幼稚園児の身長の100cm、オトナの女性は160cmということで、子どもの見る世界はオトナの見る世界の1.6倍大きくなる。ということで普通の家具を1.6倍のものにしてみようということらしい。

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その他 ]

小学校学級崩壊

2006/8/9

7月30日深夜のNNNのドキュメンタリーで千葉の小学校での学級崩壊が取り上げられていた。これはひどい。40代の中堅で、教務主任もやっている、力のあると見なされている男性教諭が、教室のコントロールをどんどん失い、侮辱され、ぼろぼろになっていくというすさまじい話だ。最後は何となく光があるみたいな終わり方をしていたけど、なんとも・・・・

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教育 ]

プラネットアースの奇妙な生き物

2006/8/9

プラネットアースという番組を見ている。画像がとにかくすごい、大自然系、動物系の番組は好きなのでよく見るが、これはとにかくスケールが全然違う。また特殊なカメラにより、画像がきわめてなめらかで、はじめ見たときに何か変な気がするくらいだ。

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戯れ言 ]

携帯の新機能?の塞翁が馬的(個人的)発見.

2006/7/30

携帯を使い始めたおばあちゃんが,妻に登録してもらった短縮番号を使って通話しようとすると,かならずKさんにかかってしまうという謎が発端です.妻の話によると,妻の携帯への短縮番号は「2」になっていて,これを力を込めて「ぎゅぅーーーっ」と押すと,2番つまりカ行の電話帳が出てしまい,カ行は一件しか登録されていないので,そのKさんにかかってしまうということでした.
携帯の番号部分を長押しすると,その行(段)のアドレス帳が出る,これって常識なんですか?知りませんでした.これはアドレス帳を押すよりはるかに便利です.

ついでだから,もう1件.耳より話をお聞かせしましょう.

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こっちにおいでよ?

2006/7/29

福岡で大変な教師がいることが報道されていた.生徒の両親が先祖にアメリカ人がいることをこの教師に告げたとたん,『血が混じっている』とか,ほとんど意味不明な言葉でその子を差別し,かつ暴力までふるったという極めつけだ(なぜか新聞報道ではいじめとなっているが,立派な暴行傷害,脅迫,名誉毀損でしょう).これはもう想像を絶する世界です.

ただ,この教師はすべてを否認しており,裁判はこのあとも続きそうです.ということで,このひと個人のことについてあまり断定的なことを言ってはいけないね.外国人を犯罪者予備軍と想定するような差別的な知事などがいる自治体ではほめてくれるかもしれませんが,とにかくこういうことをやっては絶対やってはいけません.

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戯れ言 ]

単なるバブバブじゃないんだよな

2006/7/27

最近、うちの近くに話し始めみたいな子どもが二人いて、この子たちの「話し声(?)」がよく聞こえてくる。

一人は女の子で1歳くらい、遠くで聞いているせいもあるけど、とにかく単語自体がほとんど全く聞き取れない。ということでバブーちゃんということなのかというと、全然そうではなく、日本語にちゃんと聞こえる。あえて言うと、お母さんが「何やってんのー、そんなのじゃだめじゃない」と言っているときのような、イントネーションとリズムでしきりにしゃべっている。これが何度も繰り返される。窓から聞こえてくるので、そちらがどんなシチュエーションか分からないのだが、かなりおもしろい。

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「知性の創発と起源」刊行!

2006/7/25

以前にお知らせしたかも知れませんが、「知性の創発と起源」がオーム社より刊行されました。これは、いい本ですぜぇ。もうちょっと前から出ていたのですが、アマゾンのリンクを入れるためにこのエントリーを寝かせていました。

0章 総論:認知の創発的性質 鈴木宏昭
第I編 揺らぎ創発する知
 1章 脳における生成とクオリア 茂木健一郎
 2章 学習と発達における揺らぎ(*) 鈴木宏昭
第II編 かかわり合う知
 3章 遊離物と知性(*) 野中哲士
 4章 法規範の定立と社会規範の創発 太田勝造
 5章 創発のためのソフトウェア(*) 中小路久美代・山本恭裕
第III編 育ち、進化する知
 6章 身体的「知」の進化と言語的「知」の創発 岡ノ谷一夫
 7章 ヒト知性の生得的基盤 稲垣佳世子・波多野誼余夫
 8章 共発達の構成論(*) 植田一博・小松孝徳

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菊練りとか、サンバとか、(今月のCATKAT)

2006/7/16

今週のcatkatはJAISTの藤波さんと、数年前にそこを卒業した阿部さんの「わざの獲得」についての研究を聞いた。前々から興味のある話で、じっくり聞いてみたいと思っていたのだが、3時間くらいまとめて聞けたのでものすごくラッキーだった。彼らが扱った題材は、陶芸の菊練りである。これは、粘土をこねて、そこに含まれる空気を抜き、釜に入れたときに作品が割れたりしないようにする大事な作業だ。また上手になるためにはかなりの時間が必要で、プロになるような人たちはここに3年くらいの時間をかけるらしい。

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visuospatial reasoning

2006/7/15

今年は大学院のゼミで,The Cambridge Handbook of Thinking and Reasoningを読んでいる.まあ,ハンドブックなので,そんなにものすごいことが書いてあるわけではないのだが,あまり体系的に勉強をしていない身にとっては,いろいろと参考になることがある.また今度とある教科書のようなものを書かねばならないということもあり,重宝している.ところで,今日はこのエントリーのタイトルにあるようなチャプターを読んでみた.

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週1では

2006/7/14

小学校に英語を入れるとか,入れないとか,そういう議論がある.中教審によると週に1度程度の時間を確保するとか.

いろんな人が指摘しているけど,これは無理なんじゃないかな.いくら早期からやっても,週一度で全く体系の違う言語を学ぶのは不可能だろう.日常生活でそれを生かす機会もないわけだしね.覚えることは期待しないとか,怖がらないことがだいじとか言うけど,ちょっと無茶なんじゃないかな.怖がらないことはだいじなんだろうけど,それだけではないと思うというか,ない.また週1度で怖がらないようになるという保証もない.

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教育 ]

カレー味の唐揚げ記念日だったら、どうだったか?

2006/7/14

創造はひらめきじゃないという話は,洞察の研究を通して繰り返し,繰り返し述べてきた.私の研究を知っている人は,耳にタコができているかもしれない.要は、創造の背後には繰り返しや、同じ試みや、類似したことや、失敗やらが大量に存在していて,そう言うものがクリエーションを支えているという話だ.これと呼応するような記事を知り合いが書いてくれている.これはコピーライターの話で、彼らのひらめき(?)は、数々のそれ以前の努力(何を語るべきかについての徹底した分析,大量のノート,さらなる修正)に支えられているということだ.

これを読んで,連想したのが俵万智の例の有名な歌について,彼女自身が書いたも文章だ.

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協調学習環境としての国際模擬法廷

2006/7/8

7月8日は明治学院大学の吉野先生の研究会に参加・発表してきた.この研究会は法創造という,一般の人はあまり想像のつかない(あるいは誤解しそうな)テーマを扱っている.よく外国からお客さんが来るのだが,今日はエリック・バーグステンという方が来た.このかたは,国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)の委員長というか,事務局長を長くつとめられた方で,現在は学生のための国際的な仲裁模擬法廷Vis mootを開催する組織の委員長をしている方だ(ここに参加した学生の感想が載っている).

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法創造 ]

類推における準抽象化

2006/7/4

何か,論文みたいなタイトルだけど,実際論文みたいなエントリーです.オレの学位論文は準抽象化という知識の構造が類推の過程に関与しているというものだった.ふつう類推というのはよくわからないこと(ターゲット)に良く似た,そしてよく知っている既知の事例(ベース)を対応づけることとされてきた.しかし,ベースとターゲットの関係は類似だけでは済まないことは明らかだ.それは類似というのが様々な局面で定義できて,これを明確にしない限り,どんな類推もありとなってしまうからだ.

これではさすがに困るので,類推の研究者たちは類推において大事な類似を決めようとしてきた.ある人は構造が大事だと言い,別の人は構造以外の要因も含めたトータルな類似関係が重要と主張した.これらの説に共通するのは,類推はベースとターゲットの2つの間の関係として決まるというものだ.

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味のある研究

2006/7/3

先日いただいた中京大学の人工知能高等研究所ニュースに木村泉先生がエッセーを書いていた.木村先生は,1つの形の折り紙(みそさざい)を15万回以上折り続けて,その間の自らの熟達の過程を研究されている方だ.我が研究室で行なっているブロック作成における熟達研究は,木村先生が何年か前の認知科学会で発表されたこの研究に触発されて行なっている.

エッセーはそのことについてではなく,『味のある研究』をどうするかという話だった.

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オリンピックやりたい人

2006/6/28

東京と福岡でオリンピック開催地国内候補になるべく競っているらしい.2012年の開催地ロンドンを都知事が訪れたという記事が載っていた.土建業,観光業とか,石原都知事およびその取り巻き、そういう人以外で積極的に東京にオリンピックを誘致したいと考えている人間はどれだけいるのだろうか.だいたい、いつの間にこんなことが決まったのだろうか.

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戯れ言 ]

朝倉書店「心理学総合事典』

2006/6/27

上記の事典が刊行された.海保先生と一緒に編者である楠見さんから頼まれて,「思考」という章を担当した.むろん,一人で全部かけるわけではないので,
・演繹:服部さん
・帰納:岩男さん
・問題解決:鈴木
・意思決定:山岸さん,
・知識の転移と獲得:鈴木
・外的資源と思考:三輪さん
にお願いした.上記の皆様,ありがとうございました.

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生態学的なアプローチによる意思決定

2006/6/26

だいぶたってしまったが(下書きのまま状態)、6月17日にcatkat研究会で、東工大の本田さんの発表を聞いた。とても好きなアプローチ)なので、ちょっとだけメモしておく。意思決定一般は、思考研究の大事な分野なので、むろん昔から関心を持っていた。また、この分野には優れた研究も数多く、感銘を受けたこともある。

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スポーツ報道は冷静にやりましょう

2006/6/25

日本サッカーチームが一次リーグで敗退した。この間までは決勝リーグに行ける可能性が結構あるような書き方をしておいて、負けたとたん、そもそも無理だった、監督の指導がいかん、緊張感、根性がない、個人の能力がそもそも低い、などとを言い始めている。この一貫性のなさはどうにかならないのだろうか。

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戯れ言 ]