実践とコミュニケーション研究会(高木研究室第2回オープン研究会)

2010/8/21

第2回高木研究室オープン研究会を下記のとおり開催します。研究会の名称を「実践とコミュニケーション研究会」としました。基本的にはオープンな研究会ですので、関心のある方はぜひご参加ください。

  • 開催日時:2010/9/4(土) 10:00~18:00
  • 場所:青山学院大学 青山キャンパス 14号館(総研ビル)6階14606教室
  • 研究会趣旨:
    • 青山学院大学大学院社会情報学研究科の高木研究室を中心に,社会文化的アプローチ,コミュニケーション論,状況論,文化論等に関心を持つ研究者,院生で緩やかに形成される研究会です。隔月のペースで研究会を開催しています。9月の定例会では,Lave&Wenger(1991)の正統的周辺参加理論(実践コミュニティ論)を再吟味する事を目的に,2005年に出版された「Beyond communities of practice」や,社会学者WacquantのHabitusアプローチをベースにした心理学的試み等に関する論文5本の検討と,それに加え高木教授による実践コミュニティ論を概観する発表が予定されています。
  • 連絡先:
    • 研究会はご関心を持たれた方であればどなたでも参加可能です。参加を希望される方は青山学院大学小澤の下記アドレスまでご連絡をお願い致します。Email:oza44@abeam.ocn.ne.jp
  • 検討予定論文:
    • Rock, F. (2005). “I’ve picked some up from a colleague”: Language, sharing, and communities of practice in an institutional setting. In D. Barton & K. Tusting (Eds.), Beyond communities of practice: Language, power and social context (pp. 77-104).New York: Cambridge University Press.
    • Gee, J. P. (2005). Semiotic social spaces and affinity spaces: From the age of mythology to today’s schools. In D. Barton & K. Tusting (Eds.), Beyond communities of practice: Language, power and social context (pp. 214-232). New York: Cambridge University Press.
    • DePalma, R. (2009).  Leaving Alinsu: Towards a Transformative Community of Practice.  Mind, Culture, and Activity, 16, 353-370.
    • Stam, H. J. (2009). Habitus, psychology, and ethnography: Introduction to the special section. Theory and Psychology, 19, 707-711.
    • Lizardo, O. (2009). Is a “special psychology” of practice possible?: From values and attitudes to embodied dispositions. Theory and Psychology, 19, 713-727.
    • 高木光太郎:Hodges (1998)や文化人類学における実践コミュティ論の概観

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高木研究室第1回オープン研究会

2010/6/14

高木研究室では月1回のペースで定例研究会を開催することになりました。研究会のタイプは2種類に分かれていて、高木研究室のメンバーだけが参加する研究指導をメインとした研究報告会と、外部の方も参加していただきながら文献の検討や討論を行うオープン研究会を、月ごとに交互に開催します。

先日(6月12日)、第1回オープン研究会を開催しました。初回ということで、あまり広く情報を流しませんでしたが、東京学芸大学国際教育センンターの榊原知美先生と、立教大学の石黒広昭先生の研究室に所属している院生の方が3名参加してくれました。

当日のプログラムは次のとおりでした。

  1. 文献検討
    1. Ellinger, A. D. & Bostrom, R. O. (2002). An Examination of Managers’ Beliefs about their Roles as Facilitators of Learning. Management Learning, 33(2), 147-179.[報告:大磯/高木研D1]
    2. 田島充士・茂呂雄二 (2006). 科学的概念と日常的経験知間の矛盾を解消するための対話を通した概念理解の検討 教育心理学研究, 54(1), 12-24.[報告:小澤/高木研D1]
  2. 研究報告
    1. 社会的実践における個的水準への状況的認知アプローチ:L. S. Vygotskyの「人間の具体的心理学の構想」を視座として[報告:高木]
次回のオープン研究会は8月下旬ごろの開催予定で、「LPP理論の再検証」をテーマにして、LPP理論を用いた実証研究の最近の動向、批判的検討や理論的拡張の動向などをふまえ、LPP理論の可能性や問題点について議論したいと考えています。

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ナラティブ研究に関する研究会のお知らせ

2010/6/10

京都大学のやまだようこ先生から以下のお知らせが届きました。転載OKとのことなので掲載します。講演をするバンバーグ先生は心理学におけるナラティブ研究の中心人物の一人です。会場は京都なので遠いですが、ナラティブ研究に関心のある方にはおすすめです。

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質的研究ワークショップ

ナラティヴ研究におけるマイクロジェネティックアプローチの実際

『Narrative Inquiry』誌の主宰者でもあるクラーク大学のマイケル・バンバーグ先生が立命館大学の招聘教授として来日するのにあわせ、マイクロジェネティック分析に関するワークショップを行うことにいたしました。
バンバーグ教授が実際に研究に使っているヴィジュアルデータなどをお見せいただきながら、分析の方法について解説していただきます。

バンバーグ教授HP http://www.clarku.edu/‾mbamberg/

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質的研究ワークショップ 「ナラティヴ研究におけるマイクロジェネティックアプローチの実際」
2010年7月11日  13時30分~16時30分    立命館大学衣笠キャンパス 清心館2F525室
■アクセス(キャンパスマップ)■http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_kinugasa_j.html

総合司会 田垣正晋(大阪府立大学)

★午後1時30分~
第一部  マイクロジェネティック分析の実際
Michael Bamberg(Clark University;立命館大学)
講演は英語で行われますが日本語で解説を行います(逐語訳ではありません)。

★午後3時15分~
第二部 鼎談 ナラティヴ研究の可能性:マイクロジェネティックアプローチの意義も含めて
やまだようこ (京都大学)
森岡正芳   (神戸大学)
サトウタツヤ (立命館大学)

★午後4時~
第三部  バンバーグ教授を交えての総合討論

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主催 立命館大学人間科学研究所・「大学を模擬社会空間として自立支援のための持続的対人援助モデルの構築」
プロジェクト(文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業)
共催 日本質的心理学会・対人援助学会
(基盤研究A)多文化横断ナラティヴ・フィールドワークによる臨床支援と対話教育法の開発(やまだようこ)
(基盤研究B)ナラティヴアプローチによる治療的意味生成過程に関する研究(森岡正芳)
(挑戦的萌芽研究)ナラティヴと対話的自己を取り入れた難病患者ライフのぶ厚い記述-厚生心理学の提唱(佐藤達哉)


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爆笑問題のニッポンの教養

2010/6/5

出演しました。「記憶にほえろ!」っていうすごいタイトルですが中身は結構まじめです。ヴィゴツキーの発達理論の研究と平行して取り組んできた(自分のなかではしっかりつながっていますが)、刑事裁判における自白や目撃証言の信用性評価に関する研究がテーマです。興味のある方はどうぞ。放送後1年間は下記でオンデマンド配信されるそうです。

番組の内容について一つだけコメントを。番組のなかで最近再審で無罪が出た足利事件の心理学鑑定が話題になっていますが、あの分析がチームで取り組んだ共同作業だったことが伝わりにくかったようです。番組では「チームで」とナレーションが入ったのですが、全体としてはなんだか私がリーダーになって取り組んだ仕事のような雰囲気になってしまいました。しかし、これは正確ではなく足利事件の分析は多くの仲間との完全にフラットな恊働関係で達成した研究成果です。これまで私はいろいろなジャンルの共同研究に参加してきましたが、あのチームでの仕事は本当の意味で知的な恊働が生まれた希有な経験でした。このあたりの様子は、この本に書いてあるので興味のある方は読んでみてください。

「心理学者、裁判と出会う〜供述心理学のフィールド」

大橋靖史・森直久・高木光太郎・松島恵介(著)

北大路書房, 2002.


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「メディア心理学とダイナミナル・システムズ理論」講演会

2010/5/31

アニー・ラング(Annie Lang)教授(インディアナ大学、テレコミュニケーション・認知科学学科)による講演会(7月10日開催)の案内が届きました。なかなか刺激的な内容です。興味のある方はぜひ。詳細はこちらをクリックしてください。

以下は案内文からの抜粋です。

ラング教授は、日本ではまだ専門家の少ないメディア心理学の専門家であり、科学哲学にもお詳しい認知科学者です。今回が初来日になりますが、関西での講演会の後に、幸いにも、本科研費で東京にお呼びすることができました。

当日は、「人々はどのようにメディアからの情報に影響を受けているか?」をテーマとした講演を行っていただきます。メディアに媒介された情報処理過程を説明するのに、ラング教授は、ダイナミカル・システムズからアプローチします。これは、メディア心理学の新しい方法論であるとともに、ダイナミカル・システムズ理論の新しい分野への応用と言えるでしょう。

メディア心理学という新しい分野に関心がある方にも、ダイナミカル・システムズ認知に関心のある方にも、興味深いテーマだと存じます。講演には通訳がつきます。通訳と指定質問者として北海道大学学術研究員の栗田聡子さんにご登壇いただきます。

ぜひ、大勢の方のご来場をお待ちしております。


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ISCAR 2011

2010/5/19

社会文化的アプローチと活動理論の国際学会であるISCAR(International Society for Cultural and Activity Research)の次回大会(2011年9月5-10日、ローマ)の発表申し込み締め切り(6月15日)が迫っています。学会参加費も9月30日までは€300(非会員€400)ですが、来年4月以降は€600(非会員€700)にまで跳ね上がります。9月のローマはたぶん強烈に暑いですが、学会はこの領域の主要人物が集結するもっとも主要なものですので、関心がある院生の方は参加する価値は十分あるかと思います。もちろん発表もできれば最高です(特にDの方は)。サイトは次のとおりですのでチェックしてみてください。

http://www.iscar2011.org/eng/info_iscar.php


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「夢について親子で話すことの発達的意味を探る」

2010/4/16

奈良女子大学の麻生武先生から科学研究費の研究成果報告書を送っていただきました。ありがとうございます。

「夢について親子で話すことの発達的意味を探る」(平成18年度〜平成21年度科学研究費補助金(基盤研究(C)研究成果報告書:研究代表者 麻生武)

あ、「夢」というのは「将来を夢見る」のほうではなく「昨日みた夢」のほうです。まだきちんと読んでいませんが、夢は体験されたものだが、現実ではないという面白い性質を持っているので、その語りの発達過程を検討することは大変興味深いと思います。夢語りについては各文化でいろいろな意味づけ(たとえば予言的機能、死者との通信など)がありますから、そうした比較文化的な視点でこの報告書を読んでも面白いのではないでしょうか。たとえばインドの商業移動民ヴァギリの夢見、夢語りについて研究した岩谷彩子さんの「夢とミメーシスの人類学」(明石書店)と結びつけて考えてみるとか。

目次は次のとおりです。

第1章「夢をめぐる親子の会話:53組の母子の夢会話の分析から」(倉中晃子・麻生武)

第2章「子どもの夢概念:夜お布団に入って寝るとどうしていろんなところに行けるの?」(吉良尚子・麻生武)

第3章「現実に関する初期記憶と夢に関する初期記憶」(覚前未央・麻生武)

第4章「現代人は夢をどうとらえているのか:女子大学生へのインタビュー調査から」(滝田景子・麻生武)

終章 おわりに


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Mind, Culture, and Activity

2010/4/9

社会歴史系、活動理論系の必読ジャーナル“Mind, Culture, and Activity”の最新号が出ましたね。

今号掲載論文のタイトルと著者はこれ。個人的には3番目の論文が面白そうかも。

Constructing Identities in Multicultural Learning Contexts (Sarah Crafter & Guida de Abreu)

Professional Perception and Expert Action: Scaffolding Embodied Practices in Professional Education (Amaya Becvar Weddle & James D. Hollan)

Children’s Development as Participation in Everyday Practices across Different Institutions (Marilyn Fleer & Mariane Hedegaard)

Health Care “As Usual”: The Insertion of Positive Psychology in Canadian Mental Health Discourse (Surita Jassal Jhangiani & Jennifer A. Vadeboncoeur)


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「裁判員制度における評議デザイン論の展開」シンポジウム

2010/2/22

科研費で行ってきた共同研究の最終成果報告シンポジウムを青山キャンパスで開催します。裁判員裁判の評議にコミュニケーション・デザインの視点を持ち込む試みです。当日は証言・供述内容の整理を実際に行うワークショップも予定されています。興味をお持ちの方、ぜひお越し下さい。

詳しくはこちらをご覧下さい。


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Human Spark

2010/1/14

アメリカのテレビ番組だけど、ネット上で全編観ることができます。進化、発達、学習の問題に関心のある方には面白いはず。エピソード2にはM. Tomaselloも登場。子どもとチンパンジーを対象にしたいろいろな実験を見せてくれます。

http://www.pbs.org/wnet/humanspark/


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